子供の歯列矯正 開始前の親子の気持ち
お子さんの歯並びが気になる方。
子供の歯列矯正を始めたいけど、なかなか踏み出せない。
実は私もその1人・・・。
やってて良かった!歯並びの定期チェック
自分の中では、上の子も下の子も、いずれ歯列矯正を始めることは決まっているのですが、「まだいいか」「もうちょっと様子をみよう」なんて思ったり。
とはいえ、上の子は乳歯の頃から反対咬合で、乳歯が完全に生えそろった3歳頃から、前歯が反対(上の前歯が下の前歯の内側に入り込んでいるような状態)でしたので、自分が勤務するクリニック(歯列矯正専門の歯科医院)で定期的に経過をチェックしていました。
具体的には、お口の写真を撮ったり、歯型を採って、模型を作ったり、歯のレントゲンで永久歯の状態を確認したり。(歯列矯正は基本的に自費治療です)
わが子の歯の成長記録としての意味もあるのですが、乳歯列期の小さなお口の模型を見ると、既に懐かしくなる自分。
特に乳歯は生え変わってしまうので、この時期の歯の模型はかなり貴重。
子どもが成人したとき、結婚するとき など、人生の節目に活躍しそうなアイテムなのです。
そんな感じで5歳頃から1年毎に経過をチェックし、歯列矯正を始めるタイミングをみていたわが子なのですが、ここにきて歯並びが怪しい雰囲気に。
こうして定期的にチェックしていると、ベストな時期にすぐに始められることが嬉しい(気持ち的にも、身体的にも)
子供の歯列矯正のきっかけ
開始すると決めた1つのきっかけは、乳歯→永久歯 の交換です。
乳歯列が反対咬合であっても、永久歯に生え変わるタイミングで自然に治ることもあるので、少し期待して様子をみていたのですが・・・
ここ数週間で頭を出した、左上の1番が既に内側に入り込んできている!!
なんとも残念な状態。
そして、乳歯が抜けてからかなりのスピード感で生えてくる永久歯。
(おいおい、永久歯よ!ちょっと待った!!)
急遽、子供を連れて仕事へ向かい、休憩時間に歯列矯正を始める準備をしてきました。
就学してから学童生活だったので、久しぶりの子連れ出勤。
以前は、子供が幼稚園へ通っていたこともあり、週1回は子連れ出勤生活だったのですがこれが結構大変。
今回もクリニックの休憩時間を少し多めにしてもらい、子供の下校時刻に合わせて一旦帰宅→子供を連れて再び出勤という流れです。久しぶりの昼休みなし勤務を味わいました。
もう1つのきっかけ
子供が学校生活に慣れてきたこと。
小1の壁とも言われていますが、就学時は日常生活でも変化がかなり大きい時期。
実際に、子供も私も昨年は「ゆとり」が無く、心身ともに疲れていました。
最近になってやっと少し慣れたのか「ゆとり」を感じれらるように。
歯列矯正を始めた場合、少なからず子供にストレスがかかります。
子どもの日常生活が大変な時期は、避けた方が安心かもしれません。
始める前に必要なこと
矯正を始める準備というと、まずは「検査」診断に必要な資料の採取です。
・お口と顔の写真
・歯型とかみ合わせ
・レントゲン写真
医院によって検査項目は多少違いますが、大体はこんな感じです。
ところが、子供の帰宅時間が予定より遅く、検査の時間がしっかり確保できず・・・
お口と顔の写真は次回撮影することに。
しかも、何度もやっている歯型採りで半泣き。子供いわく、久しぶりだったから!とのこと。前回は自宅で練習していたこともあり、わりとスムーズだったのですが、今回は急遽だったので練習せず。
わが子、少し嘔吐反射(オエーっとする)があるので、歯型採りが苦手なのです。
※子供の歯列矯正をスタートさせたいと思っても、まだ適正な時期でない場合(生え変わりの状態などによっては)もあるので、まずは専門医へ相談されることをおすすめします。
親の気持ち
歯列矯正を開始する!と決めた途端、早く始めたくなる心理。
矯正あるあるかもしれませんが、患者さんでも今すぐに始めたい!
今日装置を付けられますか??という方の気持ちがよく分かる!
なんなら、子供が通うついでに自分の歯並びも治そうか なんて気も。
お子さんが歯列矯正を始めた方で、ご両親も同じタイミングで歯列矯正を開始されるかた結構多いです。
勝手に言葉をつけますが「親子矯正」てな感じです。
家族割が利いたりするクリニックもあり、何かとお得です。
子どもの通院には大体親が付き添うことになりますので、通院の労力を考えると、親子矯正のメリットは大きいのかもしれません。
中には、歯列矯正を始めることに抵抗があるお子さんの治療を何とか開始させるために私も始めます!といったママもいらっしゃいました。
ママも歯並びキレイにするから、一緒に始めよう!と気持ちを向かせるそうです(なるほど!)
ママも一緒に通う となると、歯列矯正に不安をもつお子さんは安心するかもしれませんね。
子供の気持ち
幸いにも、わが子は歯列矯正に前向きなタイプ。
少し前に、そろそろ装置作らないとマズイ!!と子供に伝えると、翌日さっそく学童で「私、矯正するの!!」と話したらしく、学童内でも装置つけてる子もいたりで、仲間入りできる喜び?のような感覚のようです。
特に女の子は、仲の良いお友達がみんな矯正してて「憧れ」だったり「ステータス」だったり、お年頃の女子ならではのモチベーションで開始されることも。
わが子の場合も一時は「銀色の付けたくない!」と装置を拒む時期があったかと思えば、学童で大好きなお姉さんが矯正していることが判明すると、途端に「私もやりたい!」と変わる。子供の気持ちの切り替えの早さには驚かされます。
まとめ
歯列矯正開始前の親子の気持ちの変化(わが家の場合)をまとめるとこんな感じです。
親の気持ち
「いつから始めるか迷う」→「早く装置つけたい」→「自分の歯並びも気になる」
子供の気持ち
「矯正嫌だな、不安だな~」→「友達もやってる!いいな~」→「早く装置つけたい」
ということで、今はどんな装置が出来上がるのか、親子でとても楽しみです!
娘の希望は、カラフルでゆめかわ!な装置が良いそうで・・・
なるべく本人の希望に応えてあげたいと思うのですが、技工士さんに「ゆめかわ」通じるかな!?
keikoU