ママ歯科衛生士の日記 

歯列矯正専門歯科医院で働くアラフォー歯科衛生士です。子育て中心、仕事、旅行・・・日々のできごとを書き残しています。

ジェットウォッシャー「ドルツ」を矯正歯科現場から考える

はじめまして!

歯列矯正専門の歯科医院に勤務する歯科衛生士 keikoUです。

現在は、フリーランスとして3つのクリニックで歯列矯正を行う患者さんと接しています。

ジェットウォッシャー「ドルツ」について、矯正治療現場目線で感じたことを書きたいと思います。

 

 

 

正治療中のお口の環境

 矯正装置が付いた患者さんのお口の環境はというと・・・正直汚いです。

(もちろん、矯正装置がついていない患者さんのお口もキレイな方ばかりではないのですが・・・。)

これには2つ理由があります。

 

1つは、矯正装置がついたことにより細菌の付着面積が増えること

装置が歯についただけで、お口の中が汚れやすくなっているということです。

 

2つめは、オーラルケアが大変になること

代表的なオーラルケアのアイテムというと歯ブラシですが、普通の歯ブラシだけではワイヤーや装置が邪魔になり、ブラシが当たらない部分が増えます。

その為、矯正治療中の患者さんには、矯正装置用の歯ブラシだったり、ワンタフトブラシ、歯間ブラシ、装置がついていても簡単に使えるフロスなどの使い方を説明し、どうにかプラークを落とすよう指導するのですが・・・。きれいにケアできている患者さんはごくわずか。

それに加え、糖分の摂取が多かったり、唾液の量が少なかったりなど、食生活や体質によっても矯正治療中のお口の環境が左右されます。

 

 

お口の環境が断トツ悪い中高生~大学生

壊滅的な状態の子が多いです。

日頃から見慣れている現場の人間も驚愕するようなお口の環境の子が時々現れます。

お口の中は食べかすだらけ。

歯茎はブヨブヨで、歯ブラシすると必ず出血する状態。

歯が白いなぁと思ったら、プラークがべっとりと付いていたり・・・

このプラークは何日も歯ブラシが当たらずに蓄積されたものなのですが、そんなプラークをお掃除して、やっと本来の歯の表面が見えてくる。やっと見えた歯の表面は、プラーク中の細菌が出す「酸」によって脱灰されていたり・・・。

よく耳にするいい訳が、「学校帰りで磨いてないです。」

そもそも歯ブラシしてないことが大きな問題なのですが、忙しい彼らにとっては、歯ブラシの時間よりも優先させることが沢山あるということなのでしょう。

 

朝早く登校し、朝練

授業

部活

宿題

テスト

受験

交際

反抗期 

歯医者の椅子で治療中に寝てしまう子もしばしば。

そんな彼らのお口の環境を少しでも改善させようと、日々向き合っているのですが、「歯ブラシちゃんとしなよ!」では効き目ゼロです。

そもそも、ブラシやフロスで歯に付着4したプラークを落とす行為は、時間もテクニックも必要となるわけです。

 

ブラシが届きにくい部分のケアに 

いつもの歯ブラシで落としきれない部分の汚れや食べかすが、ジェットポリッシャーで本当にケアできるのだとしたら・・・私は間違いなく患者さんにおすすめします。

ブラッシング状態が悪い患者さんは=歯磨きをしないではなく、ブラシが当たっているところはキレイなことがほとんど。

ですので、自分でケアできない部分は、プロによるケアが必要となる訳です。

かといって、プロによるケアを頻繁に受けることは難しく、悪い環境が続いてしまうのです。

ジェットウォッシャー「ドルツ」を普段の歯磨きにプラスすることで、少しでもお口の環境が改善できたらいいなと期待しています。

 

従来のジェットポリッシャーとの違い!?

正治療中の困りごととして、食べ物が装置や歯に残りやすいことがあります。

この問題は、ほとんどの患者さんが不快に感じています。

実際に、私も矯正治療をしていた頃は外食がとても憂鬱でした・・・。

食後すぐ、装置に絡んだ食べ物を取り除けるよう歯ブラシは常に携帯していましたし、歯磨きできない環境であれば、マスクで口元を隠していました。

エアーで吹き飛ばすような、某会社の製品を試したこともありますが、今のところ、確実に落とせる方法は歯ブラシや歯間ブラシ、フロスだと感じています。

歯ブラシで絡めとった場合、歯ブラシに食べ物が入り込んでしまうことも厄介です。

衛生的に悪くなりますので、なるべくうがいで吐き出すようにしていました。

超音波の震動が加わるということなので、ここにも期待です。

 

最後に

正治療中のメンドクサイことが、ジェットウォッシャー「ドルツ」で解決できるのだとしたら・・・治療を提供する側もされる側にとっても嬉しいニュースです。

提供側としては、従来のケア方法ではどうにもならなかったり、行き詰まりを感じる患者さんへ新しいケア方法として提案できますし、患者さんも「もっとちゃんとブラッシングしてね」の言葉に聞き飽きているはずです。

1日の汚れをジェットウォッシャー「ドルツ」でリセットできれば、お口の環境の悪化も防げるでしょうし、必要な物はお水と電気だけ。お風呂でも使えるという手軽さも嬉しいです。

 

歯科衛生士 keikoU

 

 

#ジェットウォッシャー「ドルツ」効いた・効きそう


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